株式会社ANDAZでは先日、公認会計士と税理士による対談動画制作を行いました。
テーマは「士業集客におけるポジショニングの大切さ」です。
士業の世界では、専門知識だけではなく、先生の人柄や信頼感をどう伝えるかが集客の鍵となります。今回の撮影では、対談を行うことで、先生達の魅力をひきだし、専門性と親しみやすさの両立を意識しながら、ファン化を促す編集を行いました。
この記事では、今回行った対談動画制作のポイントをお伝えしながら、士業の対談動画をいかに集客につなげていくかをお伝えしていきます。
なぜ士業に動画制作が必要なのか
弁護士、税理士、公認会計士、司法書士、社会保険労務士など、いわゆる士業は「信用」で成り立つ仕事です。
しかし、インターネットで情報を探すユーザーは増加し、「先生の顔が見える情報発信」を行わないと、競合との差別化が難しくなっています。
近年は、次のような理由で士業の動画制作が急速に広まっています。
- 検索と動画視聴の融合
Google検索結果にYouTube動画が表示されるケースが増加。SEO効果も期待できます。 - 人柄・雰囲気の伝達
文章では伝わらない声や表情が、信頼感を生む。 - SNSでの拡散性
短尺動画をInstagramやTikTokで展開することで、新規層にもアプローチ可能。
このような士業動画の中でも、特に対談動画にフォーカスして、制作に意識すべきポイントやそのメリットなどをみていきましょう。

今回の対談動画で意識した制作ポイント
今回の対談動画制作の過程でにおいて、撮影・編集で具体的に意識したのは以下の4点です。
1. 自然な表情を引き出す演出
士業の先生は、カメラの前に立つと緊張しやすく、表情が固くなりがちです。
ANDAZでは事前の打ち合わせで空気を和らげ、雑談を交えながら撮影を進行。
自然な笑顔やユーモアを引き出すことで、視聴者が「この先生に相談したい」と思える印象に仕上げます。


2. 専門用語を分かりやすく編集
士業の会話は専門用語が多くなり、一般の視聴者には難解に感じられる場合があります。
テロップや図解を使って噛み砕くことで、動画の離脱率を下げ、最後まで見てもらえる構成を心がけます。


3. ファン化を意識したストーリー構成
ただ知識を発信するだけではなく、先生の価値観やエピソードを交えた編集で、共感と親近感を育てます。
これにより視聴者は「知識+人柄」で先生を記憶しやすくなります。


4. 最後にCTA(行動喚起)を設置する
動画の最後には、必ず視聴者に「次に進むべきアクション」と「その行動を取る理由」を明確に伝えましょう。
たとえば、
- 「無料相談はこちら」
- 「詳しい事例は別の動画で解説しています」
- 「公式LINEに登録すると〇〇資料がもらえます」
といった形で、行動のゴールとメリットを具体的に提示します。
ただ「チャンネル登録お願いします」と言うよりも、「登録すると毎週〇〇に関する最新情報が届きます」と理由を添えることで、視聴者が行動する確率は格段に高まります。
士業のYouTube制作やSNS動画においては、CTAは単なる告知ではなく集客導線の起点です。
動画を見た後に何をしてもらいたいのか、どのページへ誘導するのか、資料請求や問い合わせフォームへのリンクなど、目的に応じて最適なCTAを設計しましょう。
こうすることで、動画が単なる情報発信で終わらず、集客・成約へと繋げるWEB集客ツールへと変わります。


士業同士が対談する動画を公開するメリット
ではなぜ、集客において、対談動画が効果的なのでしょうか?
士業向けYouTube制作における対談動画のメリットと、その活用方法をご紹介していきます。
1. 信頼性を高めるブランディング効果
士業は「信頼」が最も重要な資産です。異なる分野の士業同士が並んで登場し、専門的なテーマについて語り合うことで、双方の専門性と信頼感を相乗的に高められます。
視聴者からは「この先生は他の専門家からも認められている」という印象を持たれ、相談や依頼につながりやすくなります。
2. 新たな顧客層にリーチできる
対談動画は、相手士業のクライアント層やフォロワー層にも視聴されるため、自分の存在を新しい顧客層に知ってもらうチャンスになります。
たとえば、税理士と弁護士のYouTube対談動画であれば、税務相談を探していた視聴者が法律相談にも興味を持つ可能性があり、自然な形でクロス集客が可能です。
3. 専門性+人柄を同時に伝えられる
士業動画制作において難しいのは、専門知識だけでなく「人柄」を伝えることです。対談形式であれば、会話の中で自然な笑顔やリアクションが引き出され、視聴者に親近感と信頼感を同時に与えることができます。これは士業の顧客獲得において非常に重要なポイントです。
4. コンテンツの多用途化が可能
対談動画は長尺コンテンツとしてYouTubeに公開するだけでなく、ショート動画やSNS用の短尺コンテンツとして再編集できます。InstagramやTikTok、LinkedInなど各SNSに最適化して発信すれば、一度の撮影で複数の集客導線を作ることができます。

士業のYouTube制作とSNS動画活用の相乗効果を狙う
YouTubeとSNS動画は、それぞれ得意分野が異なります。
特にYouTube制作とSNS動画活用を組み合わせることで、認知度向上から顧客獲得まで、一貫したマーケティング導線を作ることが可能です。それぞれの媒体には得意分野があり、両者を掛け合わせることで相乗効果が生まれます。それぞれの特性を具体的に見ていきましょう。
YouTube制作の強み
YouTubeは10分以上の長尺動画でも視聴されやすく、専門知識を深く伝えるのに適したプラットフォームです。士業にとっては、専門的なテーマをじっくり解説できるため、「この分野に強い先生」というブランディングを構築しやすくなります。
さらに、YouTubeはGoogle検索との親和性が高く、動画タイトルや説明文に「税理士 節税解説」などのキーワードを入れることで、SEO効果も期待できます。対談動画を使う戦略的にことで、お互いの得意なジャンルの人達が集まり、相乗効果が生まれます。
SNS動画の強み
Instagram、TikTok、FacebookなどのSNSは拡散性が高く、短時間で視聴者に強い印象を与えることができます。特に30秒〜1分程度のショート動画やリールは、スマホユーザーがスキマ時間に気軽に視聴できるため、潜在顧客への認知拡大に有効です。
さらに、SNSはコメントやDMを通じて気軽に交流できるため、動画からの即時コンタクトも生まれやすくなります。同じく、対談動画を戦略的に投稿することで、お互いのフォロワーに拡散され、通常の投稿よりも拡散力が期待できます。
具体的実践例
たとえば税理士と弁護士がYouTubeで共同対談を行い、その内容をSNS用に短く切り抜くことで、双方の顧客層にリーチできます。これにより、単なる「知ってもらう」段階から、「この先生に相談したい」という段階まで一気に進めることが可能です。
YouTube制作で専門性を発信し、SNS動画で拡散力を高める。この2つを組み合わせることで、士業の集客導線は飛躍的に強化されます。重要なのは、それぞれの特性を理解し、戦略的に事前にコンテンツを設計することです。

士業の先生方へ|集客を加速させたいなら動画が必須
株式会社ANDAZは、士業の先生方に特化した動画制作・YouTube制作・SNS動画制作をワンストップで提供します。
サービス内容
- 企画立案(ポジショニング戦略設計)
- 対談・セミナー・インタビュー撮影
- YouTube用長尺動画編集
- SNS用ショート動画制作
- サムネイル・タイトル設計(SEO対応)
過去には、税理士、公認会計士、弁護士、中小企業診断士など、多くの士業動画を手がけてきました。各士業ごとの特性や視聴者層を理解し、最適な形でコンテンツを制作します。
継続的に動画を更新できる仕組みを作りたいと思っている士業の先生方、ぜひともお声がけください。
一緒に、“選ばれる士業”への第一歩を踏み出しましょう!
今回対談した先生をご紹介させていただきます。
山口真導先生(公認会計士・税理士)
HP:https://accountax.co.jp/
youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/watch?v=PxLxWaO2AAs
添田達也先生(税理士)
HP:https://paradigmshift-llc.com/
youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/@zeirishi-kami-channel