「マーケットインとプロダクトアウトについて」

今回はオンラインコースを作っていく上で知っておくべき概念
「マーケットイン」と「プロダクトアウト」について解説していきたいと思います


学術的に解説すると難しくなってしまうのでなるべく簡単に解説します。
みなさんのビジネスにすぐに使うことができるポイントに絞ってお伝えします。


まずはそれぞれの意味を知り
自分のオンラインコースがどちらのコースなのか自分自身で理解しておきましょう。

目次

マーケットイン

マーケットインとはお客様が求めている商品を作り提供することです。

お客様が何を求めているか調査して
(お客様が欲しいものをあらかじめ知って)から商品を作ります。
既に求められている商品なので販売と同時に一定数の売上があります。

市場のニーズから逆算して商品を設計していくので
顧客に合わせてピンポイントでマーケティングを行っていくことが可能です。

プロダクトアウト

マーケットインの対義語でプロダクトアウトとは自分が作りたい商品を作ります。

市場のニーズよりも自分のイメージや
表現したいことなどを優先して商品を作ります。

市場よりも自分の特性や意志を重視するので
ご自身の独自性や強みなどを全力で発揮して商品を設計することが可能です。

次にそれぞれのメリットとデメリットを比較していきます。

それぞれのメリット比較

マーケットインのメリットはある程度売上の予測が立つことです。

市場を調査してから求められている商品を作るので
購入希望者がどれくらいいるのか事前に把握することができる点がメリットです。

市場のニーズに合わせるので、事前に分析しやすく
売上の目標や商品の細かい内容などを
あらかじめ設定しやすい点もメリットと言えます。

これに対しプロダクトアウトのメリットは
自分のやりたいことを商品にするので
自分の思うままに自由に商品を作ることができる点です。

個性を活かし得意なことから商品を作るので
やりたいことを全力でやれるといった
精神的にとても健康な点を挙げることができます。

簡単に言ってしまえばやりたくないことはやらなくても良いので、
自分の才能や表現に集中してクリエイティブなオンラインコースを作ることができます。

まとめるとマーケットインは市場が求めているものを作るので分析しやすい。
プロダクトアウトは自分がやりたいことから商品を作るので精神的に健康。

次はそれぞれのデメリットを比較していきます。

それぞれのデメリット比較

マーケットインのデメリットは、市場に求められているものを作るので
他社も市場のニーズを分析しやすい点です。
結果、他者と商品が類似しやすくなります。

市場のニーズに重きを置くのであまりにもニーズを意識しすぎると
元々持っていた自社のイメージと著しく離れてしまう場合があります。

市場を意識しすぎる故に個性が消えてしまうデメリットがあります。

これに対してプロダクトアウトのデメリットは
市場のニーズよりも自身のやりたいことを優先するので
売上が思うようにいかない可能性があります。

またやりたいことに重きをおくので目標値を定めにくく
オンラインコースの開発において
プロセスが見えにくくなってしまう点が
デメリットだと言えます。

デメリットをまとめると
マーケットインは他者と類似しやすい点。
プロダクトアウトは売上の推測がつきにくい点です。

次はそれぞれの考え方の違いについて見ていきます。

考え方の違い

それぞれの視点でオンラインコースを作る場合に
その根幹にある考え方は

マーケットインは「市場が必要とする売れる物を作っていく」という考え方
プロダクトアウトは「市場のニーズよりも自分自身のやりたいことを貫く。
良いものであれば結果的に売れる」という考え方がベースにあります。

これらの考え方の違いを知り、自分がどちらのポジションを取り
オンラインコースを作成していくのか意識しましょう。

まとめ

今回はマーケットインとプロダクトアウトについて
簡単な意味の違いからメリットやデメリット
その基本的な考え方の違いについて説明しました。

両者の考え方がどちらが正しい、間違っていると考えるのではなく
これからオンラインコースを作っていく上でそれぞれの違いや特性を理解し
自分はどちらのポジションと取りオンラインコースを作成していくのかを把握しておきましょう。


以上。

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