オンラインコースのコンテンツ作成について①(コンテンツの体系化)

目次

オンラインコースのコンテンツとは?

オンラインコースは、そのコースを受講することで
購入してくださった方の問題を解決するものです。

問題を解決するために、動画コンテンツやテキストコンテンツなど使って
ノウハウや知識を届けていきます。

1つのオンラインコースの例を簡単に図で表すとこのようになります。


この画像の動画1、動画2、動画3、やテキスト1、テキスト2
がオンラインコースのコンテンツになります。

有益なオンラインコースとは、受講者の現状の悩みに対して、
ステップごとに動画やテキストコンテンツから学ぶことができて、
理解を深めていくことができるコースのことです。

それら1つ1つのコンテンツが、受講者の問題の解決に繋がっていくコース、
最終的には受講者の状態が理想の状態に変わっていくコンテンツ内容でなければならないのです。

そのようなオンラインコースを作るためには、まず最初に
あなたが現状持っているノウハウを整理することと
受講者の方を理想の状態にお連れするためのステップを体系化する必要があります。

ノウハウが整理される前の状態は、例えばこのようなイメージです。

この状態では、作成者は問題解決のためのノウハウを知っているのですが
それを順序立てて、体系立てることができていない状態にあります。

今回のオンラインコースのコンテンツ作成の記事では
受講者を現状から理想にお連れするためのノウハウを整理し
コンテンツを体系立てていくことについてお話ししていきます。

オンラインコースの基本コンテンツを作る3ステップ

受講者の方を理想の状態にお連れするために
コンテンツの中身を作るためには基本的には次の3つのステップを踏みます。

1.ネタ出し
2.手順化
3.体系化

それぞれを具体的にみていきましょう。

オンラインコースのコンテンツ動画ネタだし

過去に自分が問題を解決した経験、学んだ理論、知ってるノウハウ。
その多くは既にあなたの頭の中にはあるはずです。

それを全て、このタイミングで見える形で言語化していきましょう。

お客様が現状から理想に辿り着くためのノウハウを1つ1つ言語化します。
そしてそのための知りたい情報、必要な知識は一体何でしょうか?これらも言語化していきます。

ポストイットを用意して、1枚のポストイットに1つのノウハウ
1枚のポストイットに必要な情報、知識を書き出していくブレインストーミングを行います。

これはブレインストーミングなので、まずは数を出すことを意識します。

アイデア出しの段階なので、ノウハウや知識の他にも
「やってあげたいこと」「教えたいこと」なども書き出します。

また、受講者の方達がまだ気づいていないことでも
我々専門家からみたら本当は必要だとわかっていることも
積極的にポストイットに言語化していきましょう。

さらには、このネタ出しの時点で、もし信頼できる仲間がいるならば
仲間に自分から何が知りたいのか聞いてみるのも良いでしょう。

忖度なしで相手が自分にどんな能力を求めているのか。
お互い真剣に話し合うことができれば、コンテンツのアイデアの一部として
かなりの収穫を得ることができるはずです。

オンラインコース内のコンテンツ手順化

次は前述のオンラインコースのコンテンツネタ出しのステップで
洗い出したアイデアや内容を、グループに分けて、
そのノウハウや知識を実際に提供する順番に並べ替えていきます。

オンラインコースの動画の中身は全部で何本なのか。
そして一回の講義の中身はどういった内容で何時間やるのかなど
この手順化の段階で細かく決めていきます。

コンテンツの中身を具体的に決めながら
そのコンテンツを学ぶことで最終的に手に入る成果物もここで定めていきます。

具体的には次の図に中身を埋めていきます。

ここで言う成果物とは、その動画を見終わった後、
学び終わった後に具体的に何を得る事ができるのかのことを言います。

例えばこの塾の場合だと、コンテンツの中身は次のような手順と成果物になります。


そして次の3つめのステップが「体系化」のステップです。

オンラインコースのコンテンツ体系化

そのオンラインコースのコンテンツの内容を体系化し
全体像が分かる体系図を作っていきます。

※そもそも体系化とは?
体系化とは、もともとバラバラだったものを関連付け、分かりやすくまとめること。
(例)辞書や教科書。この他にも、体系化されているものは業務マニュアルやレシピなど。

受講者と作成したオンラインコースのコンテンツ全体の体系図を共有しながら説明、
話す事ができれば、情報の受け取り側に、脳内の地図として現在地や通過地点、
最終ゴールなども説明しながら伝えることが可能になります。

コンテンツの体系化を考える際には、
まずは書籍の目次をイメージするとわかりやすいです。

書店に出向き、あなたが作成するオンラインコースのジャンルの書籍の目次を
実際に確認してみてください。

そして実際に自分のコースを書籍にする場合には
どのような目次カテゴリー分けをする事が出来て
オンラインコースのコンテンツを体系化するのかを考えてみてください。

例えばこの塾を目次で分けていく場合は、このようになることが考えられます。


そして1つの例として、この塾の体系図は次のようになります。
コンテンツの中身や全体像が分かるように、ステップごとに内容、成果物をまとめてあります。


上記のように、あなたのオンラインコースの作成の際にも
コンテンツの講義内容や成果物など、その全体像が把握できるように図で表してみてください。

オンラインコースのコンテンツ作成について①(コンテンツの体系化)まとめ

オンラインコースのコンテンツ作成に関して
コンテンツの体系化の方法について見てきましたが

参考までに、過去にこれらのことを踏まえて
udemyにて作成したオンラインコースをお伝えさせていただきます。

以上、今回はオンラインコースのコンテンツ作成の具体的手順として
コース受講者の方を理想の状態にお連れするために
次の3つのステップを踏み、コンテンツの全体を作成することについてお話しさせて頂きました。

1.ネタ出し
2.手順化
3.体系化

この3つのそれぞれのステップを経て
充実し、体系立てられたオンラインコースのコンテンツを作成して頂けますと幸いです。

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