オンラインコースを作成し
その販売中に購入を迷っている方から
相談を受ける場合があります。(無料相談)
もしくは既にコースを購入した方が
追加で個人コンサルを希望する場合など
コンサル申し込み前に質問や詳細を
個別無料相談にてお伝えする場合があります。
今回は購入を検討している方々に向けて
無料で行う個別相談について
その注意点や向き合い方をお話ししていこうと思います。
個別相談の目的とは
無料個別相談の目的は
1.相手との関係性を明確にすること(教える側と教わる側、メンターとメンティー)
2.相手の問題点を明らかにして
その問題をなんとしても我々に解決して欲しいと思って頂くこと。
この2つになります。
なので意識を相手の
「問題点を”明らかにする”こと」に集中してください。
そして決して「問題の解決策を伝える場」
にはならないように注意をしてください。
仮に相手の問題の解決策を伝えてしまうと
「先生!自分でやります!」と言われてしまいかねません。
そうなってしまうと、オンラインコースを購入する必要も
コンサルを我々に依頼する必要もなくなってしまうからです。
具体的な流れとして
個別相談には以下の5つのステップが一般的です。
1.関係性を明らかにする
2.これから問題点を明らかにすることを相手に合意を求める
3.相手に問題の核心を聞く準備をしてもらう
4.問題の具体的な聞き方 –原因を探り解決意欲を高める-
5.その問題を解決したいかどうか、本気で思ってるか聞く
それぞれを具体的にいていきましょう。
1.関係性を明らかにする
教えると教わる
メンターとメンティー
この関係を改めて明らかにしましょう。
我々先生業は知識が商品です。
例え無料個別相談の場だとしても
まずは関係性を明確にしておきましょう。
ここをはっきりしておかないと
この時間が一体何の時間かが曖昧になってしまいます。
2.これから問題点を明らかにすることを相手に合意を求める
当然のことですが
突然に相手の問題点について、話始めることはできません。
1で関係性を明らかにした後は
これから問題点を明らかにしていくことに
相手の合意を得ましょう。
(例)
「これから個別面談に入っていきたいと思います。
今回の個別相談の目的は〇〇さんの問題点を明らかにすることをゴールします。
よろしいでしょうか?」
このように前提を置いておかないと
相手は購入前の個別相談でノウハウを聞きたがり(無料で)
自分自身で問題を解決しようとしてしまいます。
なのですぐに解決策を聞かれてしまう前に
あらかじめ予防をしておきましょう。
3.相手に問題の核心を話す準備をしてもらう
そして実際に問題点を聞き出します。
こちらが漠然と聞いてしまうと、悩んでることに対して
思いつきで重要度の大小関わらずランダムで話し始められてしまう場合があります。
お互い限られた時間の中での会話なので
少ない時間で問題の核心を掴まなければなりません。
なのでこちら側の最初の聞き方。
これがとても重要になります。
(例)
「〇〇さん。今回は貴重な時間を割いてくださっているので、きっと強い問題意識をお持ちだと思います。
まずは〇〇さんの〜〜〜に関する強い問題意識からお伝え頂いても宜しいでしょうか?」
このように前提を置くことで
最初から相手の強い問題意識にフォーカスしてお話を聞くことができます。
4問題の具体的な聞き方-原因を探り解決意欲を高める
人は本能的に原因を探れば探るほど
その問題を解決したいという欲が生まれます。
では具体的にはどのように問題の原因を
深堀すれば良いかというと
シンプルにこの3つの質問を繰り返します。
キーとなる3つの質問は
A.なぜ?
B.具体的には?
c.他には?
この3つです。
相手が問題を話している間
この質問で問題を深堀していくのです。
例)
集客に困っている
⇩なぜ?
SNSがうまく使えない
⇩具体的には?
インスタグラムとかで集客できたらいいけど…
⇩なぜ?
SNSに苦手意識があります
⇩具体的には?
これまでインスタをやろうとして止めました。
→(他には?)Twitterも意味があるのでしょうか?→(他には?)
など。
キーとなる3つの質問で
縦方向に目の前の問題を深く深く掘っていきます。
そうするとある程度の深さで
質問に対する回答が同じ箇所をループをするようになります。
何度も同じ回答をループするようになれば
そこが相手の悩みの核心部分になります。
5その問題を解決したいかどうか、本気で思ってるか聞く
ここまで来ても決して解決策を話してはいけません。
これまでにきっと何度か
「これはどうやって解決したら良いでしょうか?」
と問われる場面があったかもしれません。
しかし”無料”個別相談はあくまでも”問題を明らかにする場”です。
解決策を教える場ではないのです。
解決策はオンラインコースやコンサルの内容に含まれているので
ここで解決策を教えてしまうと、コースやコンサルの意味がなくなってしまいます
そして次の行程では
相手がその問題を本当に問題と思っているのかを聞きます。
そしてその問題を本気で解決したいと思っているのかを確認します。
そうすることで相手が自らの意思で解決したいという
決意を言語化させて明確にしていくのです。
なぜならば問題を解決したいのは我々ではなく
あくまでも相手だからです。
そしてその問題はオンラインコースが解決することができるのです。
(オンラインコースをそのように設計してください)
6解決方法の選択肢を提示する
そして最後に選択肢を提示します。
我々はオンラインコースや
コンサルで相手の問題を解決することができます。
とはいえそれを決して相手に売り込んではいけません。
なぜならば我々は先生であり営業マンではないからです。
なので最後に
「その問題をご自身で解決されても良いですし
私のオンライコース、もしくはコンサルでその問題を解決することができますが
どうされますか?」
このように提示することで
1〜5の関係性、教える教わるの間柄を維持したままで
選択肢をお伝えしている状態になります。
まとめ
今回は購入を検討している方々に向けて
無料で行う個別相談についてその注意点や向き合い方をお話しさせて頂きました。
相手が我々に問題解決の依頼をするかどうか。
その判断の場としてお互いが無料個別相談を
上手に利用することができるように
是非とも上記の流れを意識してみてください。
今回は【個別相談】についてお話しさせて頂きました。
以上。