今回はオンラインコースの台本作りの時や
そのコースをセールスする時に使える
「論理的に主張を伝えるライティングの型」をお伝えしていきます。
最初に結論からお話しすると
- 問題提起
- 結論(解決策)
- 根拠
- 具体例
- 結論
- まとめ
になります。
ライティング初心者の方は
まずはこの型を徹底してください。
この型に自分の主張を当てはめることで
とても強い説得力を出すことができます。
そして慣れてきたら、これを軸に形を変えてみましょう。
例えば
最初に結論から始めたり
各箇所の数を増やしてみたり。
根拠と例を2回ずつ繰り返したり、
1つの根拠に対して3つ具体例を当てはめたりと
型をベースにして変化を加え
状況に応じて論理展開を強めていくことも可能です。
今回、まずはこの基本形をマスターすることから始めていきましょう。
それではそれぞれのパーツを具体的に見ていきます。
1.問題提起
まずは主張したいことに対して、
相手に興味をひきつけるために疑問を投げかけます。
人は疑問を投げかけられると脳が勝手に働き
自動的に答えを探し始めます。
そして最後には、どうしても答えを知りたくなってしまうのです。
こういった人間の本能を利用して
まずライティングの書き出しの時点で
問題提起を上手に行います。
そして相手の注意を引きつけていくのです。
2.結論(解決策)
注意を引きつけた後、早速結論を述べていきましょう。
この文章を通じてあなたが最も何を言いたいのか
主張を明確にするのです。
ここで、はっきりとポジションをとってください。
曖昧な主張では、相手に言葉が刺さりません。
例えばですが
大学へ行くことに意味があるのか、意味がないのか
という問いがあるとします。
例えばこのような曖昧な意見では
筆者の主張は相手に届きません。
(例)
「昨今は大学へ行くことの意味が無くなってきたと言われている。
しかし私は意味があるような気がしている。
ところが実際に行ってみると
社会では使えない知識ばかりだ。
やはり大学は意味がある。」
これを読んだ時。
筆者は果たして大学へ行く意味があると思っているのか。
もしくは意味がないと思っているのか。
主張がよく分かりません。
こうならないように
結論のパートでは主張をはっきりと明確にしてください。
例えば先ほどの場合ですと
「昨今は大学へ行くことの意味がなくなってきたと言われているが
それには反対だ。
私は大学に行くことは、長い人生の中で必ず大きな意味があると考えている。」
と主張を明確にし
次の3.根拠の「なぜならば」に続けて行くのです。
3.根拠
ここでは、先ほどの結論に対しての根拠、理由を述べます。
なぜならば〜と、その理由を述べていくパートになります。
4.具体例
この具体例のパートでは、その主張が正しいと証明できる
実際の具体例を述べていきます。
例えば〜で始まり、データや証拠を述べていくパートになります。
5.結論
このパートでは、「以上のことから〜」と自分の主張を論理的に証明し、結論づけるパートになります。
最初に伝えた主張を再度結論づけます。
根拠のなぜならば。具体例の例えば。
これらを述べたことによって、結論の説得力、主張がより強まっているはずです。
6.まとめ
最後はまとめのパートです。
総括して何を話したのか、最後にまとめていきます。
今回の主張、話を締め括るパートになります。
これらのことを踏まえて
具体例を挙げていきます。
「以上のことを踏まえた具体例」
それでは上記のライティング基本の型に当てはめて
実際にライティングを行っていきたいと思います。
問題提起
「士業、講師、コーチといった、先生業の方達にとっては
今回のパンデミックの件で、多くの先生方が対面の講義や面談を
行うことが出来なくなってしまった。
そのことで収入が激減してしまい、困った人も多かったのではないだろうか?」
結論
「今後は先生業の方達は、リアルタイムの講義の一部を
オンラインコースに変えて、ネット上で販売を開始するべきだ」
根拠
「なぜならば、講義をオンライン化しておくことで、時間や場所の制約から
自由になるし、さらには対面で講義や面談などの仕事せずとも
自動で収入を得ることができるからだ。」
具体例
「私の2022年の仕事はオンラインに完結させた。
そのことで、収入が減ることもなく
それどころか過去最高の収入を達成することができた。
全てはオンラインコースの作成をおこなったからだ。」
結論
「体験談も含め、講義をオンラインにすることの合理性から考えても
今からでもオンラインコースを作成し、ネット上での販売を開始するべきだ」
まとめ
「今回はオンラインコースを作成することの重要性を説いた。
オンラインコースの作り方が分かれば
今回のパンデミックのような場合でも収入の面では安心だ。
これが次の時代の仕事の価値観になるだろう。」
例えば先ほどの型に当てはめて
ライティングすると上記のようになります。
以上。
今回はオンラインコースの台本作りの時や
そのコースをセールスする時に使える
「論理的に主張を伝えるライティングの型」
- 問題提起
- 結論(解決策)
- 根拠
- 具体例
- 結論
- まとめ
について説明させて頂きました。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。